「個展を開いて知ったこと」芝犬さん

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個展を開いて知ったこと

―現在のクリエイターとしての主な活動を教えてください。

芝犬:去年の2月に大阪で個展をしてから、BOOTHでグッズ販売を始めました。

あとはTwitterで版権物のイラストを描いています。

―クリエイターとして活動していてよかったことはありますか?

芝犬:意外と自分の絵って見てもらえるんだなと知ることができたことです。

個展をしたときは、その時に持っていたTwitterのアカウントがオリジナルのものではなく、ジャンルがついているものだったんですけど、オリジナルの作品で個展を開いた時にその時のフォロワーさんも結構来てくださって。

絵をじっくり見てくれた方もいたので、思っていたより自分の絵を見てもらえてるんだなって思いました。

―来ていただいた方は芝犬さんのオリジナルの絵に触れるきっかけになったんですね。

その中で印象的な言葉などありましたか。

芝犬:細かいものを描くのが好きなので、結構みなさん間近で見ていただいて、絵の描き込みを褒めていただけたのが嬉しかったです。

―ご苦労されていることはありますか?

芝犬:表に出すのが苦手なので、オリジナルのものをネットで公開したり、自分を売り込むのが苦手です。個展を開いた時は行っていた学校の講師の方が声をかけてくれて開催できたのですが、自分から積極的に行動していくのは苦手なので苦労しています。

もう二度と描けないくらい描き込むこと

―イラストを描く上で大事にしていることはありますか?

芝犬:描き込むことが好きで限界まで描き込むと、描き込みすぎて「目がしんどい」って言われたこともありました(笑)

自分が満足行くまで描き込んで、自分にしか描けないとかもう二度と描けないくらい描き込むことを意識しています。

―普段はアナログで描きますか。

芝犬:オリジナルはアナログで描いてからデータを取り込んでデジタルで塗っています。アナログでは水彩紙にボールペン(ミリペン)で描いています。

―二度と描けないくらいに描きこみたいとありましたが、どういう表現にしたいとかどう見せたいとかあってのことでしょうか。

芝犬:絵を見てくれている方が飽きない感じにしたいです。

長く見ていられるような、見たときに新しい発見ができるような、何回見ても違う発見があるようにしたいです。

 

―オリジナルを描く時はどのようにしてモチーフを探しますか。

芝犬:各国回って民族的な商品をたくさん置いているお店を同じ趣味の友達と探して、ピアスやネックレスやブレスレットを見て、気に入るものがあれば、そこからそれをつけていそうな生物などを考えたりしています。

―インスピレーションを得られるのは民族的なものが多いのでしょうか?

芝犬:そうですね、民族的なものが好きです。

自分ではつけないけれど、インスピレーションのために買ったりもします。

―民族的なものを好きになるきっかけはありますか?

芝犬:好きなアーティストさんがいて、その人が民族的なイラストを描く方なのでそこから自分も興味を持って入れ込んでいった感じです。

―オリジナルを描く要素としてインスピレーションは大事ですか。

芝犬:思いつかないと何も描けないので。

民族的なものを見ても出てこないときもあるし、民族的なものに限らず動物とか魚とか生物から得るときもあります。

―描きたいというよりは描きたいなと思うものに出会うのを待つ感じですか。

芝犬:そっちのほうが多いかもしれないですね。

描きたいものに出会う目的で本屋に行ったりとかネットで写真を見たりとかするので。

―自分が感じられたものを表現されているんですね。それが何も考えずに描いているというフレーズに繋がっているのかなと思いました。

芝犬:繋がっていると思います。

自分の中でも今は絵を描けるとか逆に今は絵を描けないとかの波がよくわかっていないですね。

―描く時に自然と出てくる感じですか。

芝犬:そうですね。わりと描いてから違うなってボツになることはあるんですけど(笑)

描くとなった時に、思いついたものを組み込んで行く感じになっています。

―描き方って人それぞれ違いますね!今後の展望や予定はありますか?

芝犬:今は違う仕事もしていますが、やっぱり絵を描く一本でやっていきたい気持ちもあるので、イラストレーターと呼べるものじゃなくても、挿絵の仕事や絵描きとしての活動をしていきたいです。大阪で個展はしましたが、関東など活動の場を広げていきたいです。

―最後に芝犬さんのファンのみなさまへ一言お願いします。

芝犬:いつもフォロワーさんとかに支えてもらっているので、自分もファンの方を支えられるようなイラストを描いて活動をできればいいなと思っております。

期待に答えるのが目標です。

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