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【erumina - エルミナ】記事一覧インタビュー「「自分の好き」を表現して、見る人に「自由であること」を伝えたい」つづめさん

「「自分の好き」を表現して、見る人に「自由であること」を伝えたい」つづめさん

つづめ

つづめ

Profile

サブカルなファッションを中心に自分の好きを自由に描く。

仄暗くダークで可愛い世界観が好き。

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「自分の好き」を表現したい

つづめさんがクリエイターを目指すきっかけはありましたか?

つづめ:元々父が絵を描くのが好きで、父の影響で絵を描き始めました。

そこから自分なりに描いていくうちに自由な表現ができるっていうのがあって、それが楽しくて没頭するようになったかなと思います。

―そうなんですね。お父様はどんな絵を描かれてらっしゃったんですか?

つづめ:お父さんがアニメの模写とかがすごく上手で、本当にそっくりそのまんまに描くのがすごくて、それを見てすごいなあって憧れました。

つづめさんもお父様がイラストを描いているのを見て真似して、漫画のイラストとかそういうのを描いてらっしゃったんですか?

つづめ:はい。最初はそんな感じで漫画の模写とかも結構描いたりして、だんだん絵に触れる機会が増えていったっていう感じですね。

―元々お子さんのときはどんなイラストを描かれるのがお好きだったんですか?

つづめ:元々アニメのキャラクターを自分なりに描いたりしていたのが基準で、だんだんオリジナルで自分で作ったキャラクターも描くようになってという感じですね。

―そうなんですね。高校は普通科の学校だったんですか?

つづめ:ファッションデザイン系の学校でデザインもしていました。そこではデザインっぽい絵も描いたりはしていました。

―服飾関係を志望されていたんですか?

つづめ:一応服飾ですけど、服を作るのがいい人もいれば、デザインばっかりをしたい人もいるって感じで。

私はデザインを描くのが好きだったんで、どっちかっていうとそういうデザインをやって絵の方に進みたいなっていう感じですね。

―服飾のデザインをやりたいというのはなかったんですか?

つづめ:服のデザインができればいいかなって思ってはいましたけど、やっぱりキャラクターを描く方が好きでしたね。顔の表現とか。それだったら自分の好きな服を着せたキャラクターを描くのが一番理想かなと思っています。

―キャラクターがご自身の好きな服を着ているということですか?

つづめ:そうですね。ファッションに関係することでもっと発信したいなとは思っていますね。絵とファッションをかけ合わせた感じのが理想というか。

―ファッション×キャラクターデザイン的な?

つづめ:そうですね。それができれば一番ですかね。

―例えばどういうことをお考えですか。

つづめ:例えば、結構中性的な感じのファッションとかが好きで、あんまり性別とか関係なく自分の好きな服を着たいって思っているので、「自由に」ということをテーマにして、自由にキャラクターを着飾るみたいな感じですかね。

見る人にも「自由であること」を伝えたい

―お洋服自体もお好きなんですか?

つづめ:はい好きですね。選んで自分で着ることも、デザインするのも好きです。

―そのイラストのキャラクターっていうのはご自身で、ご自身が着たい服を描かれるんですか?

つづめ:自身では無いですが、自分の理想、自分があんな風になりたいなとか、こうであればいいなっていう気持ちをちょっと込めています。

それをそれぞれのキャラクターにしたりとかっていうのはありますね。

あんまり性別をはっきりさせるような感じじゃなく、中性的なキャラクターが好きですね。

―イラストを見たときにそれは思いました。どっちかなと。

つづめ:そうそう、それが好きなんですよ。「どっちだろう?」って自由に思って欲しくて。

だから絵を見た方が男の子だと思ったならそれでいいし、女の子だと思ったならそういうふうに見てもらってもいいし。

見る人に自由に選んで欲しいっていうそんな感じで描いています。

―見る人によって解釈が変わってもいいということですか?

つづめ:全然、いいですね。今はそういう、セクシャリティな感じってだんだん浸透しつつあるので、自由なんだよということを伝えられればと思っていますね。

私自身結構かっこいい服がすごく好きで、でもちょっと周りの目を気にしたりすることがあったんです。

でも、そういうのを気にしていたら、自分の本当に好きなことは何もできないから、思いきって、自分の好きなように何かやろうと。

それから自分が着たい服を着るようになったらやっぱり楽しかったので、好きなことをする楽しさみたいなものを、見て頂ける方にも何か感じてもらえるような作品ができれば一番かなって思います。

つづめさん自身が自由を表現する一つが、ファッションでありデザインですか?

つづめ:そうですね、それはあると思います。

―自分の中で自由じゃなかったときはありましたか?

つづめ:結構周りの目とか気にしちゃうタイプなので、自分の趣味趣向的なのを否定されたりしたらどうしようっていう思いもあるんですが、そういうところを絵にすることによって、いいねって言ってくれる人がいるとこれでよかったんだと思います。

―実際のファッションより絵の方がご自身の自由は表現しやすいですか?

つづめ:そうですね。形にするのってなかなか難しいところがあると思うので、昔から絵を描くのが好きだったのもあって、絵の方がより鮮明に想いを表現ができて一番伝わりやすいのかなっていうのがあります。

―ありがとうございます。イラストを描かれていて、よかったことはありますか?

つづめ:同じ趣味、同じ価値観を持った人にはすごく褒められることですね。

共感してもらえたりしたときはすごく嬉しかったです。

それによって友達が増えたりもしたのでそれが大事だったかなとは思います。

―イラストを描かれる上で苦労されてらっしゃることってありますか?

つづめ:どれだけ自由に表現できるって言っても納得いかないときはあって、そこをもう少し表現できるような画力が足りてない部分はあるなと思うので、そこがまだ苦戦しているという感じで、学ばなきゃいけないなとは思いますね。

―描きたいモチーフが出てこないみたいなことはないんですか?

つづめ:そうですね。いろんなものに触れてないとデザイン的なストックがなくなってしまうので、普段から色々なものに触れることは大事かなって思いますね。

―イラストを描かれる中で、大事にされていることはありますか?

つづめ:自分の趣味や好きなものを否定しないで、表現して出していくことが大事だなって思いますね。

―それは自分自身の趣味とか、好きなことですか?

つづめ:そうですね。私の絵を通してその第三者の方も同じ気持ちになってもらえるっていうのも大事かなって思います。

私は顔を描くのが好きで、特に表情を描くのが好きなんです。サブカル的な感じのそういう系統が好きだったりするので、そういう自分の好きなものを取り入れて描きたいという感じはありますね。

―好きなものを全面に表現して、自由に感じてもらったり、共感してもらいたいみたいな。

つづめ:そうですね。それが大事だと思います。こういうのが絵の力かなって。

―今後、こういう活動をしてみたいなどはありますか?

つづめ:この企画を通して、少しずつ新しいことをできているなと思っているところなので、グッズ販売や色々な新しいことを通して、進展できていければいいなと思っています。

―ありがとうございます。

―最後に、つづめさんのイラストが好きな方、商品をご購入される方へ一言お願いいたします。

つづめ:私は自分の好きを我慢せずに、ジャンジャン好きを出していくので、それを見てみなさんも自由に生きていこうみたいなことを思ってもらえたら嬉しいです。

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