コロナ禍での出会い
―現在の主な活動を教えてください。
ゆうき:今は主にTwitterやInstagramなどで自分の描いた絵を投稿しています。
―イラストを描きはじめたキッカケはありますか?
ゆうき:はい。コロナの緊急事態宣言が2年前にあったじゃないですか。
それで学校が3ヶ月ぐらいお休みになって、そのとき暇だったんで絵でも描いてみようかなっていう感じで描き始めました。
―SNSのフォロワーさんがたくさんいらっしゃるので、すごく前から絵を描かれているのかと思っていました。
ゆうき:SNSを見ていて同い年でもすごく絵が上手い方がいて、自分もこんな風になれたらいいなって思ったのがきっかけですね。
―びっくりです。今はデザイン関係の学校に在籍されていますが、子供の頃からそういう職業に就きたい気持ちはなかったのですか?
ゆうき:はい、全然なくて。
デザイン系の専門学校に入ろうと思ったのは、本当にその時に美術系の勉強をやってみたいなって思ったからです。
―ご自分と同じくらいの年齢の方の活躍を見て絵を描きたいと思ったとのことでしたが、他のクリエイターさんと比較をされることはありますか?
ゆうき:どんな絵描いているのかなってすごく気になったりしますけど、他人との比較はないかもしれないです。でも人気のある人はすごく知りたくなります。
―子供の頃からイラストを描くことは好きだったのですか?
ゆうき:小学校のときは描いていたかもしれないですけど、中学校からはもう全然で。急に描き始めましたね。
―最初はどのようなイラストを描いていましたか?
ゆうき:最初はリアルなタッチの顔とか、漫画も好きなのでキャラクターをかっこよく描きたいと思っていました。
―どちらかと言えば漫画チックなキャラクターとか?
ゆうき:そうですね。
―それは漫画家さんになりたかったという訳ではなく?
ゆうき:そうではないですね。自分の好きな人物を作ってみたり、思うように描いてみたいなと。
時間を忘れて夢中になれること
―SNSで作品を発信する中で、良かったことはありますか?
ゆうき:良かったことは、その時に自分の絵を褒めてもらったり賞をいただいたり、認められている感じが嬉しかったですね。
―子供の頃から描いていましたとか美術系の学校に行っていましたという方も周りに多いと思いますが、そういった中で自分の思い通りのイラストを描けていますか?
ゆうき:今も最近やっと描けるようになってきたっていう感じですね。最初は全然描けなかったです。
―そうなんですね。描けないっていうのは技術的なところで?
ゆうき:技術的なところです。もう描きたいものが無いって時もありました。
―もしかするとご苦労されている点にも繋がってくるかもしれませんが、活動されている中で大変だったことはありますか?
ゆうき:すごく大変でした。最初描き始めたときは、絵なんて練習したら上手くなるんじゃないかなと軽い気持ちでやっていたんですけど、もう全然上手くならなくて。
始めたのが遅かったから最初からすごく焦ってやっていました。家に居る時間はずっと寝るまで描いて、みたいな感じで。
―結構コンプレックス的なこともあったのですか?自分は始めたのが遅いしなみたいな。
ゆうき:はい、もうすごくありました。知識も入れたかったのでYouTubeのイラスト講座動画も見漁って、画集とかも見て、そんな感じで。
―その時はイラストを仕事にしたいという気持ちか、それとも絵が上手くなりたい!という気持ちかどちらが強くありましたか?
ゆうき:そのときは絵が上手くなりたいという一心でしたね。
―どうしても気になってしまうのですが、なぜいきなり絵に夢中になれたのですか?
ゆうき:描き始めたときが結構楽しかったんです。大変でしたけど、それでも本気でやろうと思って。
―それまでに、他にも一生懸命になれたことはありますか?
ゆうき:部活では頑張っていたかな。他は全然。勉強も嫌いだったのであんまり頑張れなくて。そう、あんまり僕頑張れないんですよ。
―いや、すごく絵に対して頑張られていますよね!
ゆうき:初めて頑張れたのが、絵で。これは続けられるかなと思って。
―続けられるなって思ったきっかけは?
ゆうき:学校の勉強とか全然続かなかったんです。家で出来ても30分とかで。でも絵は最初から丸一日余裕で練習できたので、自分が頑張れるんだったらと。
―それって適性ですよね。
ゆうき:そうです、適性を見つけられた感じですね。
―ゆうきさんの中で、イラストを描く上で大事にされていることはありますか?
ゆうき:やっぱりインパクトですかね。あとはやっぱりまだ初心者だと思っているので、色々な絵柄に挑戦していきたいなという感じですかね。
―ゆうきさんが思われるインパクトって、言い換えるならどんなものですか?
ゆうき:目に入るものですから、目を引く鮮やかさや構図の迫力だったりですね。
―そういったものはどうやってインプットされていますか?
ゆうき:やっぱり画集や人の絵を見ることが一番好きで、いろんな人の絵からインスピレーションを受けていると思います。
―思い通りに描けなかった部分が少しずつ描けるようになってきたとおっしゃっていましたが、どういう時にそう感じますか?
ゆうき:絵の正解みたいなのが分かってきたかなって。ここはこうすればいいかなみたいな。あと、自分の昔の絵の駄目なところが分かってきたので、成長しているのかなあと思えるようになりました。
―それはデザインとしてのルールが分かってきた感じか、それとも自分の絵の方向性が分かってきたのかどちらでしょうか?
ゆうき:絵のルールですね。方向性はまだわかってないかもしれないです。
―もしかすると、今後絵のタッチがすごく変わっていくかもしれないということですか?
ゆうき:もう全然ありますね。
―それはゆうきさんにとって楽しいことですか?
ゆうき:そうですね。
―インタビューしているとゆうきさんのひたむきに真っ直ぐなところ、努力をしているからこその力強さを感じます!
確かに絵を始めてから短いかもしれないですが、そこにかける時間や熱量から出る自信がイラストにも現れていて素敵です。
ゆうき:ありがとうございます!
―1日のうちどれくらいの時間を絵の練習に費やしていましたか?
ゆうき:本当にもう1日中ですね。朝7時ぐらいに起きて夜の12時ぐらいまで。お母さんとかどう思ってたんだろう(笑)
―家族以外の周りの方はどう思われていたのですか?
ゆうき:最初は絵を描いていることを言わなかったんですよ。まだ下手くそだなと思っていたので。数人には言っていたんですけど、多分ほとんどの人は知らなかったと思います。家族には流石に言いましたけど(笑)
夢の実現のために
―今後の展望や予定などありますか?
ゆうき:やっぱり個展を開きたいです。あとは本に載ったりして有名になりたいです。
―イラストを通しての自己表現ですもんね。今までいろんな画集を見たとおっしゃっていましたが、見られる立場になるかもしれないですね。
ゆうき:画集はすごく出したいですね。
―大きな夢のために、今すべきことはありますか?
ゆうき:いろんな絵を見て練習して、できる部分は吸収していきたいです。あと自分の方向性を定めていく時期かなとは思っています。今は何でも描いているので。まだ最初のうちはいいかなと思ってはいますけど、もうそろそろ固めたいなという感じです。
自分の特徴を出していける人が残る世界だと思うので、自分の特徴を考えたいなと。
―最後にゆうきさんのファンの方に一言お願いします!
ゆうき:僕はまだまだ未熟な部分があると思いますが、絶対にすごい絵を描いていくと思うのでぜひ応援してください。