「90歳や100歳まで現役で絵を描いていたい」こまちみゆたさん

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絵の方向性やスタイルは、今も落ち着けておらず、まだまだ模索中

―現在の活動内容について教えてください。

こまちみゆた:主にアナログ画材を使って、水彩画を描いて販売したり、オーダーイラストの受付をしたりなどしております。

作品の発表は、SNS上が多いですね。X(旧Twitter)、Instagram、Blueskyなどで。
他にも展示会への参加や…今年も計画されているのですけど、たまに個展なども行わせていただいております。
昨年(2024年)も、個展を1回と、展示会には2回参加させていただきました。

―絵を仕事にしようと決心されたきっかけを教えてください。

こまちみゆた:まず私が、ちょっと病気を持ってしまって…
今までの仕事が難しくなってしまった時に、内職で何かできることを探してたどり着いたのが、今の絵の仕事なんです。

最初は病気のリハビリという感じで、描いた絵をインターネット上にアップして。
そのついでに絵の販売を始めて…そこから少しずつ買ってくれるお客様が出て今に至る、という感じですね。

―ちなみに、絵はいつ頃から描き始められたのでしょうか。

こまちみゆた:子供の頃から絵を描くのが好きで、毎週のように描いていました。
病気で2年ほどブランクがあったのですけど、それまでは4年制の美術系大学を卒業してからも、ずっとそんな感じで。
今に繋がるような活動を始めたのは、大体5年くらい前…ちょうど病気療養を終えて、少しずつリハビリとして何かをしようかなと思い始めた時に、絵の具で絵を描き始めました。そこからですね。

―ご自身の作品の方向性は、どのように決められましたか?

こまちみゆた:そうですね…やっぱり、動物や自然が好きだったので。
人物よりはそちらのほうが親しみやすくて、描くことが増えていった感じですね。

でも絵のスタイルに関しては、今も落ち着けていなくて。
色んなスタイルを模索しながら、色々やっていきたいと思っている最中です。
なので、方向性やスタイルについては、まだ落ち着けていないというのが正直なところですね。これからもどんどん進化していきたいです。

―こまちさんは、動物や昆虫はもちろんながら、植物もすごくバリエーション豊富で、細かくて綺麗な印象なのですが、描くものはどうやって決めていらっしゃるのでしょうか。

こまちみゆた:あまり外出をしないので、植物に関しては、家の周りの野原でたまたま目についたものとか、あとは図鑑を見たり、色々。
でも図鑑を見るだけじゃなく、直接見たものを描く習慣は定期的に持ちたいなと思っているので、植物を自分で育てたりもしています。

―絵を描くにあたって大切にしていること、意識していることがあれば、教えてください。

こまちみゆた:大切なことは、その時その時によって変わりますけど…
とにかく『辞めないこと』。それが一番大事だと思います。

意識していることは、どんな生き物でも、可愛いイメージを織り交ぜたいなと思って描かせていただいている点ですね。
生き物の種類を問わず、どこかしら愛らしさや魅力を引き出せればなと思って描いています。

図鑑などをたくさん見て、興味の幅を広げていく

―影響を受けたクリエイターさんなどは、いらっしゃいますか?

こまちみゆた:クリエイターというより、作品タイトルなんですけど。
ポケットモンスターシリーズが小さい頃から好きで、すごく影響を受けたと思います。

―なるほど。そういえば、ポケモンの絵はデジタルでも描かれるんですね。

こまちみゆた:デジタルかどうかは、場合によりますね。
デジタルの場合はiPadを使っているのですが、最近は普段の絵でも、下絵や線画まではiPadで作ることも多いんです。精度が出る感じがして。
その後、何らかの方法で水彩紙に転写して、そこからは手描きで進めていく、という感じになりますね。

―画力やクオリティを上げるために試したことや、おすすめの勉強方法があれば、教えてください。

こまちみゆた:そうですね…
美術大学に通っている間に、やっぱりデッサンなどはひと通りやったんですけど。

図鑑などをたくさん見て、興味の幅を広げることは、私自身もすごく勉強になりましたし、大事だなと思っています。メインのキャラクターの他にも、例えば「ここはこういう場所だから、こういう草が生えているのかな」とか、そういう色々細かいところの想像力に繋がっていくのかなと。
だから私の場合は、絵の資料などもそうなんですけど、どちらかというと図鑑をたくさん集めたりして、たくさん読んでいますね。
私が病気を抱えていることもあり、自分の足で生き物を見に行ったり、植物を探したりすることに限界があって、書籍に頼っちゃう部分があるのですけど。
だからこそ、そういうものはたくさん読んでいきたいなと思っています。

それからもちろん、インターネットで調べることも併用しています。
例えば図鑑は、一覧で見るにはネットより優れているところがあると思うので、パラパラ眺めて「ああ、こういうものがあるんだな」と。その中で「この草いいな」と思うものが見つかったら、詳しく色んな角度がわかる画像をネットで検索してみるとか。
そういう使い方が便利だなと思います。

お仕事として誇れるか、楽しいか

―お話を伺っている中では、現在は作家活動がメインなのかなと思うのですが、何か外部からのお仕事の依頼も受けていらっしゃるのでしょうか。

こまちみゆた:そうですね。直近ですと、株式会社オリオン様と共同で塗り絵ブックを作らせていただいたりしました。

―なるほど。では現在は、そういったお仕事はどのように取っていらっしゃるのでしょうか。また、忙しくなってきた時のお仕事の優先順位は、どう決めていらっしゃるのでしょうか?

こまちみゆた:基本的にメールでお問い合わせいただいて、スケジュールなどが合えばお受けさせていただいています。

一番大切なこととしては、私があまり体調の問題で無理ができないものですから、本当にその時に予定が空いているかどうか、というご縁のところが大きいかなと思います。

あとは、そのお仕事が楽しそうかどうか、という部分を、すごく大切にしています。
お仕事として誇れるか、楽しいか、みたいなところは、お話を聞かせていただく時にすごく重視していますね。

―クリエイターとして活動する上で、不安などはありましたか?

こまちみゆた:私はこれまで病気を持っていることもあって、障害者雇用などを利用して、どなたかのサポートがついた状態で働いてることが多かったんですね。
でも自営業だとそれがないので、1人で何もかも…事務仕事から書類の処理からやらなければいけないので、今、絵のお仕事を始めて3年目になるのですけど、なかなか大変なことだなと。
改めて頑張らなきゃいけないなと思っています。

あとは、描く絵に体調がすごく反映される部分もありますので、体調管理にも少し苦労していますね。

―絵を仕事にしていて良かったことは、何ですか?

こまちみゆた: 絵の仕事に就いて良かったことは…
今までで一番怒られないし、褒められる、という部分ですね。

―逆に、大変なことはありますか?

こまちみゆた:大変なことと言って良いかどうかが、わからないのですけど…
他の方の絵を見る時に、どうしても仕事のことが頭から切り離せなくなってしまって。
もっと素直に楽しむ心を取り戻さなきゃなと思っています。

―今後の目標や展望を教えてください。

こまちみゆた:本当に、細く長く続けたい、というのが目標ですね。
90歳や100歳まで現役で絵を描いていたい、というのがすごく強い願いなので。

―なるほど。では最後に、健康部分で特に大切にされていることがあれば、教えていただけますか?

こまちみゆた:個人的には、よく寝ることでしょうか。
大体、8時間から10時間くらいは寝ていますね。
やはり身体が資本だと思うので、健康寿命を延ばすために頑張っております。

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