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【erumina - エルミナ】記事一覧インタビュー「漫画家からの転身」梟森さん

「漫画家からの転身」梟森さん

梟森

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漫画から転身。 大手ゲーム会社のキャラクターデザインなど

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―今のクリエイターとしての活動はどんなことをされてますか?

ゲーム会社で働きながらTwitterとFANBOXで定期的に更新して、FANBOXでファンの方から支援していただいています。FANBOXでは創作や新刊の進捗やお知らせをあげています。

―動画も作られてるそうですが、キャラクターが動くものを制作しているんですか?

そうですね。個人でLive2Dという2Dのキャラクターを動かすソフトで作っています。それでノベルゲームを作りたいと思っていて、今少しずつコツコツ作っています。

―そのような活動をするきっかけは何でしょうか?

知り合い経由で数年前にコミケに参加することになって、それから毎年参加するようになり、TwitterとFANBOXで活動を始めました。

―生まれも育ちも台湾とお聞きしました。日本語がお上手なので忘れそうになりますが(笑)
日本にいらっしゃる前からイラストは描かれてたんですか?

そうですね、子供の頃から日本のアニメが好きでそれを見て絵を描いたりしていました。子供のときの記憶は殆ど日本のアニメです(笑)

―そうなんですね。その頃流行っていたアニメは何でしたか?

ポケモンやデジモンアドベンチャーですね。私と同じ年くらいの日本の方と同じ記憶なんじゃないかなと思います(笑)面白かったです。好きなキャラクターを描いたりしていました。

―今はゲーム関係のお仕事をされていますが、ゲームのお仕事に就きたいと思って来日されましたか?

そのときはゲーム関係の仕事は全然していなくて、元々漫画を描いていました。

コミケに参加するようになってから学校に入学してゲームの仕事をするまで結構長いんです。

もともとは同人誌を描いていて、それがきっかけで漫画でデビューしました。

でも売上がなかなか上がらなくて生活できない状態になったので、学校に入ろうと考えて、日本の専門学校に入学しました。

―元々漫画家としてデビューされてたんですね。台湾にいらっしゃるときは何をされてたんですか?

大学をやめてからずっとアシスタントをして自分の漫画を描いたりしていました。

―今はゲームやキャラクターデザインをされていらっしゃいますが。

そうですね。ここ2、3年でゲームに目覚めて私もこういう仕事をしたいなと思いました。

―そうなんですね!人生経験がすごいです…!

そうなんですよ(笑) だから最近の作品はここ2、3年のものです。

―プロとして活動されてらっしゃるからかイラストの背景も素晴らしいなと思いました。

背景を描き始めたのは日本の専門学校に入ってからなんですよ。いっぱい学んでて楽しいなと思いまして。それからゲーム会社でアルバイトとしてゲームの背景を描き始めてそこからですね。もともと美術大学に通っていて基本の技術はあったので、ソフトに慣れたらすぐ描けました。

色んなものに挑戦したい

―クリエイターとして活動していてよかったことを教えてください。

自分が作った作品や完成品ができたときによく出来ているなと思って次に何を創ろうかなと考えるのが楽しくなりました。ファンのかたから応援の言葉を頂けるのも嬉しいです。自分が好きなものを誰かに共感してもらっているのがわかって嬉しいです。

―作りたいものはすぐに浮かびますか?

作りたいものはあるけど完成に時間がかかります。毎日仕事が終わってから1時間くらいは制作しています。忙しかったり疲れているときも、少しでも制作する時間は作るようにしています。そうしないと永遠に進まないので(笑)FANBOXも毎月少しでも更新するようにしています。

―インスピレーションは何から得ることが多いですか?

よくあるのは寝る前に心も落ち着くときに頭に色んな場面が浮かんできます。

―ご苦労されていることはありますか?

スケジュール管理ですね。

―やっぱり(笑)

一番工夫していますが大変ですね。専門学校の時期もゲーム会社のアルバイトと学校の課題を並行していてすごく大変でした。でも楽しかったです。

―創作する上で大事にしていることはありますか?

出来るだけ自分が思っていることを伝えたいです。温かい雰囲気とか、いい感じの空間とか。色んなものに挑戦したいタイプなので色々試したくて作風を変えることがよくあります。

―色々なご経験をされていて、とてもチャレンジ精神のある方だと思いました。

作品においても色々なことに挑戦されていますか?そうですね。自分の世界観を作りたいです。あんまりやったことないことなのでいろんな勉強をしていかないといけないと思っています。

―漫画家さんだと自分の世界を表現されてるイメージですが。

私の場合は日常のシーンや現代世界なので、自分の世界観ではないですね。ファンタジーな世界観が好きです。

―自分の世界観や作風は見つかりましたか?

方向性は見つかってきたので、その方向に進めているところです。

―世界観や作風以外で挑戦していることはありますか?

将来的にはゲームを作りたいので、Unityでゲームを制作したいです。Unityは絵描きと違うソフトで、プログラムみたいなソフトなので、最近ようやくお仕事で触り始めましたけどやっぱり難しいですね。

作風だけでなくそういう色んなアプリケーションにも挑戦中なんですね

そうですね。やることが無いと逆に不安になります(笑)

素敵な世界を作りたい

―今後の展望はありますか?

キャラクターのデザインをしたいです。とある大手ゲーム会社のキャラクターデザインの依頼を頂いたことがあって、面白かったのでまたやってみたいなと思いました。あとはノベルゲームの制作ですね。

―ファンの方や応援してくださってる方にひとことお願いします。

いつも応援してくださってありがとうございます。これからも一緒に素敵な世界を見に行きましょう!

―一緒に素敵な世界、いいですね!

新たな素敵な世界を作りたいです。さっき言った世界観を作りたい。まだ始めたばかりですけど、コツコツと何年かけてもやってみたいです。

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